2016年読んでよかったおすすめ本 Part1
ド年末ですね!みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
2016年まとめエントリはどうやら間に合わなさそうなので、今年読んだおすすめ本のまとめだけして置こうと思います。
よかった本
マチネの終わりに/平野啓一郎さん
あちこちで紹介されているので今更かもしれませんが…
私も2016年イチオシの一冊です。
「結婚した相手は、人生最愛の人ですか?」の帯コピーは最強に響きました。
「人は、変えられるのは未来だけだと思いこんでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?」
「洋子さんが自殺したら、俺もするよ。これは俺の一方的な約束だから。死にたいと思いつめた時には、それは俺を殺そうとしてるんだって思い出して欲しい。」
それでも、過去は変えられる。
新聞連載の小説(つまり、読者層が高い小説)が、このメッセージを伝え続けていたということが、すごく意味あることだと思うし、素敵でした。
四月になれば彼女は/川村元気さん
12月になってから読んだ本。敏腕映画プロデューサーで、小説もヒット作ばかりの川村元気さんの恋愛小説です。この小説を書くきっかけ等に関する川村さんのインタビューを読んで、「いいっ……!」ってたまらなくなって本屋さんに走りました。笑
「あのときのわたしには、自分よりも大切な人がいた。」
「私は、愛し愛されるという人生を諦められなかった」
展開も設定もキャッチーで、入り込みやすいです。(場面があちこち飛ぶので、それが苦手な人はいるかもしれませんが…)
印象的なセリフが多く、「愛」について考えたくなる作品でした。
インタビューはこちら。
MINDSET マインドセット「やればできる!」の研究/キャロル・S・ドゥエック
これ、まだちゃんと読んでないのですが笑、読み始めたら「これ、自分のことだ…!」と思えるような内容だったので、期待を込めておすすめ本にしておきます。
「自分についての信念(=マインドセット)」によって、人生がいかに変わるかみたいな内容なのですが、自分の能力は固定的で変わらないという信念「硬直マインドセット(=fixed mindset)」を持つか、人間の基本的資質は努力次第で伸ばせるという信念を持つ「しなやかマインドセット(=growth mindset)を持つかによって、物事への取り組み方やその結果が変わる、という研究を、スタンドフォード大学の心理学教授が本にまとめたものです。
自分が絵に描いたような「硬直マインドセット」だということ(”はじめに”で挙げられている硬直マインドセットの例が、身に覚えがありすぎて辛かった)、周りに認めてもらうこと、周りに褒めてもらうことばかり重視していたなということを痛感し、来年の目標は「しなやかマインドセット」に変わることだなと思うくらい衝撃を受けました。
自分ってだめなんじゃないか、自分って変われないんじゃないかって思ってしまっている人にはぜひ手にとって頂きたいです。
まだあるんですが、2016年のうちに1記事アップしたいので一旦ここまで。
2016年もお世話になりました。2017年も、心を込めて生きてきたいと思います。
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